いま犬を飼っている人
かつて犬を飼っていたことがある人
飼ったことはないが、犬が好きな人
犬という生き物に興味があり、その実態を知りたいと思う人
いずれも全て愛犬家
犬の見た目がかわいいから
犬のしぐさが愛くるしいから
犬の行動が面白いから
きっかけはなんであれ
犬という生き物に興味を惹かれ
その在り方に、いつしか心をうたれる…
地球上で最も親しい動物という言葉がしっくりくる犬
そんな犬に心を惹かれたひとに、興味を持っているひとに…
大切なのは『今』、この時間この瞬間
犬の価値観と人の価値観は違う
こんなことを言うと、そんなのあたりまえだと言われることだろう
それでも、この価値観の違いというものは、改めて私たちに気づかせてくれることがある。
それは今より大切な時間というものはない、ということ。
犬の寿命は人の寿命の5分の1程度
これを長いと感じるのか、短いと感じるのか、人そろぞれだと思う。
獣医学が進んで、適切な食事の研究が進んで、
犬の寿命が伸びてきたといっても、せいぜいがこのくらい。
犬の寿命は20年弱とされる。
私にとっては成長が早いがゆえに、老化が早くきてしまう犬の一生というものは、
どうしてもあっという間に感じてしまう。
これは私が勝手に思い込んでいるだけかもしれないが、
人と違い犬は老化を恐れていない。
いや、そもそも犬はそんな先のことを考えたりしないし、考えようともしない。
そしてこれまでの経験など、過去にあったことも覚えてはいるが、わざわざ思い出したりしない。
犬は先のこと、過去のことにまるで関心がない。
犬は『今』だけを考える
私たちの感覚でいうと、少々強引になるが、『今』より大事な『先』のこと『過去』のことなど、ありはしないという感じ。
過去を思い出して、悲しくなって『今』を忘れたりしないし
先のことを考えて、『今』を我慢して将来に期待することもしない
犬が考えているものは『今』だけ
今この瞬間、どうすれば幸せなのか
それだけ
おいしいおやつにごはん、楽しい散歩におもちゃ、飼い主さんのそばでくつろぐ。
そんな犬の在り方や態度は私に『今』というものの大切さと尊さを
あらためて気づかせてくれた。
かけがえのない、大事なものがたり
あらためて
思い出せばそれは良き思い出となり、
思いかえせば、それは『幸せ』と呼べる時間だった。
それは、今だったら気づくことができないもの。
今だと気づけないこと。
思い出の中に生きる愛犬へ、どうか…
どうかまた会えますように
再び会えた時には
これまでのことを
いっぱい話してやるんだから覚悟しろ
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